アンティークミシン本体の外し方

ミシンの外し方ミシンの使い方

こんにちは、フランチェスカです。
アンティークミシンの本体を外すとき、はじめてだと、「ミシンってどうやって外すの?」と、悩んでしまいますよね。外す手順は単純ではあるものの、もし間違った外し方をしてしまうと、取り付けが困難になったり、ミシンテーブルが破損することもあるので注意が必要です。

このブログ記事では、ミシン台からミシン本体を外す方法をご説明したいと思います。この外し方は足踏みミシンのみならず、ポータブルミシンにも応用できるので、ご参考にしてくださいね。

アンティークミシンの本体をミシン台から取り外す方法

ミシンの外し方[手順]



こちらでは、足踏み式のシンガーミシンで説明していきますが、違うメーカーであってもアンティークミシンでしたら、基本的なやり方は同じです。

では、順番に説明していきますね。

ティファニー模様のシンガーミシン
Tiffany decal sewing machine

準備するもの

  • マイナスドライバー
    ネジを緩めるためのマイナスドライバーが1本だけあれば大丈夫です!

ミシンベルトを外す

  • ① 足踏みミシンは、下の滑車に掛かるミシンベルトを先に外します。
    ※滑車手前のレバー (ベルトシフター) をスライドすると楽に外せます。
足踏みミシンのベルト
足踏みミシンのベルトシフター

  • ② 次にプーリー(はずみ車)に掛かるミシンベルトを外します。
ミシンベルト
ミシンベルト

ミシンを倒す


ミシン本体のアーム部分を持ち、ゆっくり後方へ倒します。
仕様によってストッパーで固定されているミシンもあるので、その場合はストッパーを解除してから倒します。

ミシンの外し方
ミシンを倒します。


このような状態にします。

ミシン本体の外し方
この角度までゆっくり倒します。

ここまでは、ミシンを外す目的以外にも、例えば、ミシンオイルを差す時、絡まった糸を取る時などに役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。


ネジを緩める


マイナスドライバーを使って両側のネジを緩めます。
※職業用など折りたたまないタイプのミシンにはネジがないので、この作業は省きます。

アンティークミシンの外し方
ネジは外れてしまわない程度に緩めておきましょう。
ミシン部品
SINGER 15

ネジがない職業用など折りたたまないタイプのミシンの場合は、この状態のままミシン本体を上に持ち上げると外れます。

⚠注意すること


ミシンを取り外す際、必ず知っていて欲しいことがあります。

本体うしろ側の矢印で示しているネジは外さないで下さい。
目に付きやすい場所にあるネジなので、間違って外してしまいがちですが、このネジを外してしまうと取り付けが難しくなります。また、取り外す際に天板を傷めるリスクや本体にぶら下げたままの金具を紛失してしまうリスクもありますので、ご注意下さい。

ミシンテーブルのネジはゆるめないで下さい。
CAUTION!


ミシン台から外す


ネジを緩めたら、ミシンを持ち上げて外します。
その時、ミシン本体は家庭用でも10kg前後の重量があって、「重たい!」と驚かれるかもしれませんが、心づもりさえしてミシンをしっかり持っていれば握力弱めな私でも大丈夫なので、とにかく【しっかり持つ】を意識して持ち上げるようにして下さいね。

アンティークミシンの外し方
アンティーク足踏みミシンのトップ本体を外す方法


おわりに



単純な手順で外すことができるアンティークミシンですが【間違えられやすい注意点】も含めてミシン本体の外し方をご説明しました。普段ミシンを外す機会はあまりないことですが、足踏みミシンを修理に出すときのご参考になるかと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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