こんにちは、フランチェスカです。 前回のブログ記事『下糸の巻き方・アンティーク職業用ミシン』に続いて、今回は下糸を巻いたボビンをボビンケースに正しくセットする手順と、それをミシン本体に設置する方法を動画を織り交て説明したいと思います。
ボビンケースに糸を通す手順
図7 に示すように、左手でボビンケースを持ちます。
ボビンは右手で持ち、糸が上になるように左から右に向けて(時計回りに)ボビンケースの中に入れます。
図8 に示すように、右手で糸端を持ち、ボビンケースの溝に引き込みます。
そして、図9 のように、糸を右へ引き、テンションスプリングの下を潜らせるように運びます。
糸端は数センチ出しておきます。
動画│ボビンケースに糸を通す手順
ボビンケースをミシン本体にセットする手順
糸通しが終わったら、左手の親指と人差し指でボビケースのラッチを持ち、図5 の位置でボビンケースを釜の軸にセットし、しっかり奥まで入れてからラッチを放して解除します。
糸端は自由にぶら下がるような感じに垂らしておきます。
ミシンベッドにあるスライドプレートを閉じます。
ボビンを取り外すには
ミシンのスライドプレートを開きます。
左手の親指と人差し指でボビンケースを持ち下に手を伸ばし、親指でボビンケースのラッチを開け、持ち上げます。
ラッチが開いている間、ボビンはボビンケースに保持されます。
ラッチを解除し、ボビンケースを下向きに回すと、ボビンが抜け落ちます。
動画│ミシン本体に下糸ボビンを設置する方法
ミシンの下から手が入らないタイプの場合はスライドプレートの開口から中へ入れてセットします。
おわりに
アンティーク職業用ミシン、ボビンとケース、そして、ミシン本体へのセッテング方法をご説明しました。
この垂直全回転釜のミシンで使うタイプのボビンケースはアンティークミシンだけのものではなく、現行の職業用や工業用ミシンなどにも幅広く使われているので、手軽に購入できるのも魅力のひとつです。
今回も、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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